悩んでいる人
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こんな疑問に登山歴3年のぼくがお答えします。
ぼくも登山を始めるときには、何をどの順番で購入すればいいのかさっぱりわかりませんでした。
ですが、現在では少しずつ登山道具をそろえて、快適な山ライフを楽しめています。
本記事では、ぼくの経験談をもとに、登山初心者がそろえた方がいいものを優先度別に紹介しています。
本記事の内容
- 登山初心者がまずそろえるべき持ち物(優先度:高〜低)
- その他の必需品
- テント泊用の道具と調理器具について
- 最低限必要な持ち物の気になるお値段
- お得に登山の持ち物をそろえる簡単な方法
- お試し登山には持ち物のレンタルがおすすめ
記事を読んでいただくことで、「何を」「どの順番で」そろえたらよいのか、わかるようにしています。
- 登山用品のおおまかな購入順序が知りたい!
- 損をせずに、登山道具をそろえていきたい!
りょうた
目次
- 登山初心者がそろえるべき持ち物【優先度:高 絶対に必要なもの】
- 登山初心者がそろえるべき持ち物【優先度:中 今後はそろえたいもの】
- 登山初心者がそろえるべき持ち物【優先度:低 あると便利なもの】
- 登山初心者がそろえるべき持ち物【そのほかの必需品】
- 登山初心者がそろえるべき持ち物【テント泊の装備】
- 登山初心者がそろえるべき持ち物【調理器具】
- 【高すぎ?】登山初心者向け最低限必要な持ち物の気になるお値段
- 【願望】お得に登山の持ち物をそろえる簡単な方法【得したい。】
- お試し登山初心者はレンタルが超おすすめ
- 【安すぎ】登山道具をレンタルできるお店【使わない手はない】
- まとめ:登山初心者は最初からすべての持ち物をそろえる必要なし
登山初心者がそろえるべき持ち物【優先度:高 絶対に必要なもの】
登山をはじめるときに確実に必要なものが、
- 登山靴
- ザック(リュック)
- レインウェア
です。
これら3つは登山道具の三種の神器とも言われています。簡単に解説していきますね!
①登山靴
登山をするときにもっとも必要なのが、登山靴。
登山靴は普通の靴とは違っていて、山に登るのに適した仕様になっています。
具体的には、
- ケガしにくいように足をサポート
- 足が疲れにくくなる
といった効果があります。
足首を固定することで、捻挫などのケガをしにくいように作られています。
また、登山靴はスニーカーと違ってソールがとても固い!
これによって、足が必要以上に曲がることを防いでくれています。
そのおかげで足が疲れにくくなってるというわけです。
山でのケガは、命に関わるものです。
そのため、登山靴はもっとも重要だと言っても過言ではないでしょう。
はじめての一足におすすめなのは、モンベルの「タイオガブーツ」です!
②ザック(リュック)
ザックとは登山リュックのことです。
幅広いサイズのザックがありますが、容量別の使い道はこんな感じです。↓
ザックの容量(L) | 使用用途 |
---|---|
25L〜35L | 日帰り登山 |
40L程度 | 一泊の山小屋泊 |
50L〜 | テント泊や縦走 |
ザックの容量はリットルで表記されています。
ぼくの場合には、日帰り登山であれば、34Lのザック。テント泊や縦走の場合には、最大70Lのザックを使っています。
ぼくのおすすめはこちら!オスプレーの「ストラトス」と「イーサープロ70」です!
関連記事>>【写真13枚で徹底解説!】オスプレー「イーサープロ70」をレビュー
③レインウェア
レインウェアは防水性のある雨具です。
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違いは大きく2つです。
- 防水機能と撥水効果
- 透湿性
通常のカッパよりも防水機能と撥水(水をはじく)効果が優れています。
また、透湿性があるため、湿気を外に逃がしてくれる効果もあるんです。
雨で体がぬれてしまうと、温度の低い山では低体温症の危険性があります。
ですので、レインウェアは欠かせないアイテムのひとつです。
はじめての1着におすすめなのが、モンベルの「ストームクルーザー」です!
なぜなら、自分にあったものでないと機能が半減以下になるからです。
- 登山靴であれば、足を痛めたり、靴擦れの原因となる
- ザックが合わなければ、疲れやすく、背負いごごちが悪いと不快な登山に
ですので、店員さんにいろいろ聞きながら、一緒に選んでもらうのが絶対におすすめです。
登山初心者がそろえるべき持ち物【優先度:中 今後はそろえたいもの】
すぐには必要ないけど、今後はそろえていきたい登山道具をまとめています。
- アンダーウェア
- ヘッドランプ
- キャップ(帽子)
①アンダーウェア
一番下に着るアンダーウェアは重要。
なぜなら、アンダーウェアには体を冷やさないようにする効果があるためです。
平地と比べて、山では気温が低いです。
なので、登ってるときはいいですが、とまって休憩してるときに体が冷えます。
そんなときに、アンダーウェアの速乾性で汗冷えを防ぐことができます。
急な体温低下を防ぐために必要なので、できれば持っておきましょう。
とくにオールシーズン使えるモンベルのジオラインは、超おすすめ!
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②ヘッドランプ
ヘッドランプは、あたりが暗くなってきたときに使えます。
基本的には暗くなるまえに、山行を終えるのが基本ですが、緊急事態のときにヘッドランプは重要なアイテム。
また、テント泊やナイトハイク(夜から登って朝日をみる)では必須のアイテムです。
③キャップ(帽子)
日差しが強いときにはキャップを持っていくのがおすすめ。
標高の高い山では直射日光が強いためです。
ムダな体力がうばわれないように、キャップを準備しておくとよいでしょう。
ちなみに、登山用のキャップは防水機能や速乾性のあるものが多いです。
登山初心者がそろえるべき持ち物【優先度:低 あると便利なもの】
ないならいいけど、あると便利な登山道具を紹介しています。
- ストック
- グローブ(手袋)
- ゲーター(スパッツ)
- サングラス
①ストック
ストックは体の重心を支えるために使います。
例えば、スキーのストックをイメージしてもらえるとわかりやすいですね。
実際に、テント装備など重い荷物を背負っているときは、バランスが崩れやすいです。
そんなときに、2本のストックでバランスを安定させるのに使っています。
2足歩行が4足歩行になるイメージ。
ただし、若い人で足腰に自信がある人はとくに必要ないかもしれません。
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なので、下山時や登りのときに、
- 負担や疲労をより軽くしたい!
- ラクに上り下りしたい!
と感じたときにストックの購入を検討するのがおすすめです。
②グローブ(手袋)
防風、防水、防寒、ケガ予防などの目的で使います。
例えば、岩場やクサリ場で滑らないように、ケガをしないように使います。
登る山にもよりますが、標高が高い山でなければ基本なくても大丈夫です。
実際に、グローブは雪山では必須ですが、それ以外でなくて困ったことはあまりないです。
③ゲーター(スパッツ)
ゲーターはひざ下から登山靴までをおおうタイツです。
砂や小石、雪の侵入を防ぎます。
靴の中がぬれてしまうのは体温低下につながるため、よくないです。
そのため、ゲーターを履くことで、ぬれることを防ぐことができます。
ですが、ぼくがゲーターを購入したのは、雪山に初めて行くタイミングでした。
ですので、ゲーターがないと山に登れない!というものではありません。
ちなみにゲーターはこんな感じ↓
りょうた
④サングラス
山での日差しをシャットアウトするために、サングラスがあると便利です。
意外に目へ紫外線のダメージが蓄積していることがあります。
登山後に目がしょぼしょぼしたり…。
もちろん、登山用サングラスでなくてもOKです。
登山初心者がそろえるべき持ち物【そのほかの必需品】
三種の神器(登山靴・ザック・レインウェア)のほかにも、必要なものがあります。
持ち物 | ひとこと |
---|---|
食料 | 山で食べるごはん。 |
行動食 | 移動中に食べる、エネルギー補給に適したもの。軽くてカロリーが高いものがおすすめ。 |
タオル | 速乾性があり、コンパクトなものならベスト。 |
ペーパータオル | キッチンペーパーがおすすめ。ジップロックに入れておくとぬれないので安心。 |
水筒・お水 | 行動中の飲み水。保温性のある水筒ならよりGood。 |
健康保険証 | コピーがあればOK。万が一のときのために持っていく。 |
コンパス・地図・登山届
方角や現在地を知るために持っておいた方が良いでしょう。
地図やコンパスはグループの中で、誰かが持っていればOKです。
予備があればいいですが、コンパスの購入はすぐでなくても大丈夫でしょう。
登山届はグループでまとめて提出することができます。
携帯電話(モバイルバッテリーも)
携帯電話はGPS機能が使えるため、持っていきましょう。
山で便利なアプリがたくさんあります。
例えば、
など。(※リンクでApp Storeに飛びます。)
使用するアプリはどれでもいいですが、事前に地図を忘れずにダウンロードしておきましょう。
そうすることで、電波のない山でもGPS機能が使えます。
登山初心者がそろえるべき持ち物【テント泊の装備】
参考までにテント泊する場合の持ち物を、サクッと紹介しておきます。
持ち物 | ひとこと |
---|---|
テント | 一人用から複数人用まで種類は様々。 |
シュラフ | テントで一泊するのであれば、寝袋となるシュラフが必要。 |
マット | 体が痛くならないようにシュラフの下に敷いたり、ランチのときに敷いたり。 |
シュラフのおすすめはこちら!夏の高山〜冬の低山まで快適に使えるモンベルの「アルパインダウンハガー 800 #3」です。
テント泊に行くことになれば、ぜひ購入を検討してみてくださいね。
登山初心者がそろえるべき持ち物【調理器具】
山でインスタ映えするご飯つくりたい…
映えるご飯がつくれたら、男女問わずモテる、はず。(根拠なし)
あると便利な調理器具を簡単に紹介しておきます。
持ち物 | ひとこと |
---|---|
クッカー(コッヘル) | 山で使える熱伝導性のいい鍋 |
ガスバーナー | ガスを用いて火をつけるバーナー |
ガス | 火をつけるための燃料 |
カトラリー | スプーンやフォーク |
マグカップ | 軽量で熱伝導性のいいマグカップがおすすめ |
シェラカップ | 料理を注ぐうつわ、汎用性が高く、超万能 |
基本的にはなくても大丈夫なものです。
「お試しで登山をしよう!」と考えている方はすぐには必要はないでしょう。
実際に、ぼくも登山をはじめて数ヶ月後に購入しました。
ちなみにぼくがはじめに購入したのは、PRIMUSの3点セット調理器具です。
バーナーとクッカーとガスがセットになっていて、お得ですよ!
関連記事>>【考えるべきはこれ!】登山での食事を考える際の4つのポイント
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【高すぎ?】登山初心者向け最低限必要な持ち物の気になるお値段
はっきり言って登山道具を含むアウトドア用品は高いです。
最低限必要な道具の費用をざっくり計算していますので、確認してみてください!
夏用の登山
持ち物 | お値段(目安) |
---|---|
登山靴 | 1万5千円〜3万円 |
レインウェア上下 | 2万円〜3万5千円 |
ザック(20L〜60L) | 5千円〜3万円 |
半袖(速乾性の機能性Tシャツ) | 3千円〜2万円 |
半ズボンor長ズボン | 3千円〜2万円 |
荷物の少ない夏山用だと、安くて〜5万円程度。
秋用の登山
夏用の登山道具に加えて、
持ち物 | お値段 |
アウター(レインウェアでも代用可能) | 1万円〜2万円 |
ダウン | 1万5千円〜3万円 |
秋用だと標高によっては、防寒具が必要になってくるため、〜10万近くの金額になってきます。
最初の登山では、
- 登山靴
- レインウェア上下
- ボトムズ(長ズボン)
だけそろえました。
そのほか、ザックや速乾性のシャツは持っていたもので代用。
登山回数を重ねるごとに、ザックを新しいものに変えたり、アンダーウェア、ストック、帽子、グローブなど優先度(中〜低)のものを少しずつそろえていきました。
【願望】お得に登山の持ち物をそろえる簡単な方法【得したい。】
悩んでいる人
りょうた
以下、登山道具をお得に安く手に入れる6つの方法を簡単に紹介します。
- 登山ブランドのものばかりを購入しない(ブランドは高めのものが多いです)
- すでに持っているもので代用する(速乾性のTシャツや靴下、持ってるザックなど)
- メルカリで購入する(登山用品はたくさん出品されています)
- シーズンオフのときに購入する
- アウトレットでセールのときに購入する
- 友人に譲ってもらう
特にセールのときに、まとめて購入するのがおすすめです。
りょうた
登山好きな友人がいれば、譲ってもらえるか交渉してみましょう。
お試し登山初心者はレンタルが超おすすめ
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「本格的に登山を始めるかどうかわからない人」には登山道具レンタルをおすすめします。
なぜなら、登山用品は1点1点が高いためです。
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りょうた
登山用品は1点1点が高いため、お試しの人には登山道具レンタルが圧倒的におすすめです。
【安すぎ】登山道具をレンタルできるお店【使わない手はない】
登山道具をレンタルできる店舗を2つ紹介しておきますね。
- 登山用品レンタルならそらのした
- やまどうぐレンタル屋
登山道具レンタルだと、どれぐらい安いの?
レンタルの場合だと、なんと6点セットで1万円程度で借りることができます。
- 登山靴
- レインウェア
- ザック(ザックカバー付き)
- トレッキングポール(ストック)
- ショートスパッツ(ゲーター)
- ヘッドランプ
普通に買うとなると、、、5万円以上は確実にかかります。
登山道具レンタルを1万でおさえることができれば、4万円以上はお得です!!
- お試し登山の人
- まだ、本格的に登山をはじめるか迷っている人
- とりあえず、お金に余裕がなくて道具を手っ取り早くそろえたい人
上記の方は、レンタル利用で様子をみるのが超おすすめです。
りょうた
いずれもお得に登山道具がレンタルできるので、ぜひチェックしてみてください!
まとめ:登山初心者は最初からすべての持ち物をそろえる必要なし
登山の持ち物はほんとにたくさんあります。
ですので、「登山を趣味にしよう!」と決めたときに、少しずつ道具をそろえていけばOKです。
自分のこだわりの登山道具をそろえて、山に登りましょう!