MRの将来|MRはいらないと言われる5つの理由

タイトル

 

MRの仕事の質が問われている昨今、この先、製薬業界にいて大丈夫なのかな?MRがいらないって言われている理由って何だろう?

 

こんな疑問に答えます。ぼくは入社3年目内資MRとして働いています。働いてから2年半、MRの仕事への理解はある程度深まってきました。

 

よく医療雑誌で取り上げられているMR不要論。

 

実際にデータとして2015年から2018年までで3000人のMRが減っているというデータがあります。

 

ですが、結論から言うとMRは必要なので数は減っても職がなくなることはしばらくはないと思います。

 

ただし、いらないと言われているのも事実。MR職がなぜいらないといわれるのか僕の経験をまじえて紹介します。

 

本記事の内容

 

  • MR職はいらないと言われてしまう理由
  • 今後のMRの働き方について

 

りょうた

この記事ページを開かれたということは「MRの将来に関して少なからず不安のある方」だと思います。記事を読んでいただくことで、その不安を少しでも解消できると思いますので3分ほどお付き合いくださいね。

将来MR職がいらないと言われてしまう5つの理由

futureと書かれた積み木

①生産性が低い

 

MRの仕事自体はしばらくなくなることはないです。

 

MRがいらないと言われる理由のひとつは「MR一人当たりの生産性が低いため」です。

 

「労働時間に対しての生産性が低い」のでMRの働き方に対して国からテコ入れが入っているという現状があります。

 

経験談ですが、何時間も待っても目的の先生に会えない。会えても数分しか面会できないことなんてざらにあります。待ち時間がおおくて本来の薬の情報提供の時間や宣伝にあてる時間がすくないのです。

 

なので、いまのMRの仕事は生産性が低くて作業効率が悪いからMRはいらないと言われてしまいます

 

りょうた

体感としては「移動と待ち時間」が多くて実働(薬の宣伝)が30分もない日なんてありますよ。悲しいですが…さらに面会ができても「1回の面会で薬の売り上げにつながる話をするのは難しい」のが現状です。

 

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②必要な情報はネットで調べたらでてくる時代

MRの仕事は薬の情報を提供をすることです。

 

しかしながら、情報はネットにたくさん出ているわけで…。医師が「この薬に関しての情報が知りたい!」と思ったらまずはインターネットで調べる。それで事足りてしまう時代です。

 

昔はインターネットが普及していませんでした。なので、医師は薬に関して分からないことがあれば、MRに聞いて情報を収集しますよね。現在はネットが普及して検索ワードを打ち込めばある程度の情報は手に入ってしまいます。

 

もちろん、最新の情報はネットにないことが多いのでMRが情報提供する必要性はあります。ですが、検索してすぐにわかることをわざわざMRに聞く必要はないですよね。

③医師の処方に与える影響が低い

「MRが薬の紹介をして医師が処方に至る率は低い」と言われています。

なぜなら、医師は長年培ってきたご自身の処方経験とポリシーがあるからです。

 

昔は「MRが薬を使ってください+接待」で処方が増えることがありました。しかし、現在では医療業界で接待がなくなってます。

 

なので、医師にたいしてメリットが少なくなっており、簡単には処方には結び付きません。

 

医師と患者さんへのメリットを提示しながら、「他社の薬剤ではなく自社のこの薬剤を使う必要がある」ことを論理的に紹介して、なおかつ、納得していただく必要があります。

 

その過程がMRの仕事の面白いところでもあり、時間がかかるところでもあり、一番難しいところ。売り上げが上がるまでに、時間がかかってしまうことも少なくないです。

 

結果、医師の処方に与える影響が少ないのであれば、MRは必要ないのではないかと言われてしまうわけです。

④接待ができない

10年前は先生とご飯、飲みに行って簡単に関係をつくることができ、薬の処方にむすびつけることができました。

 

しかし、ご紹介した通り、現在は製薬業界で接待が禁止されています。

 

なので、MRは先生との関係を短時間の面会のなかで地道に構築する必要があります。

 

さきほども言いましたがこれに時間がかかります。今後、業界として「もの」を提供することが難しくなっていく傾向にあります。であれば「もの」によるギブアンドテイクの関係ができなくなりますね。

 

ですので、今後MRは医師ごとに異なるニーズにあわせて有益な情報を提供し、信頼を得られないと生き残れないです。

 

りょうた

昔は医師とMRの間でギブ&テイク、「MRの接待にたいして医師は薬の処方をする」というあるまじきことが認められていました。これからはMRが有益な情報を与えることこそが医師へのギブにあたると思います。

⑤継続的な情報提供がむずかしい

外資系のメーカーにおおい印象なんですが、担当MRが短期間で変わってしまうケースがあります。

 

となると、同じ担当者が継続的な情報提供をすることがむずかしくなってしまいます。後任の担当MRの考えで、以前まで訪問してた施設にいかなくなることもありますよね。

 

先生からしたら「最近あのメーカー来なくなったな~」ってなる。

 

MRの訪問頻度を気にされる先生もおおいですし、重要視してる先生もおられます。またイチから医師との関係を構築するのは大変ですし、時間もかかってしまいます。

 

継続的な情報提供がないならMRは必要ないと言われても仕方ないかもしれないですね。

 

りょうた

ターゲットの選定なんですが、とても難しいなと最近感じています。薬がないところにはMRは行かないですし、この辺の判断は個々の担当者ごとに違うんですよね。

じゃあ将来MRはどうすればよいのか…。

choiceと書かれた黒板

今後どうしていくか?3つ方法があります。

  • MRとして生き残るスキルを身につける
  • 将来性を考えて成長性のある業界に転職する
  • 会社に依存しないで生きられるスキルを身につけていく

MRとして生き残るスキルを身につける

近い将来、MRのはたらき方は間違いなく変わります。

 

MRの数が減って求められるスキルレベルはどんどん向上していくと思います。

 

なぜなら、今後は1人当たりの生産性をさらに上げていく必要があるからです。

 

毎年薬価改定になると、製薬メーカーは継続的に利益を出すのがこれまでよりも難しくなります。

 

であれば、「①より多くの薬を売っていくか②経費を削減するか③人件費を削減するか」して利益を確保していく必要があります。

 

なので「今まで以上にMR一人あたりのスキルアップや生産性の向上」が求められる。

 

今後の医療業界の厳しさを考えると、これまでと同じ活動を続けていてもMRとして生き残るのは難しいというのがぼくの考えです。

将来性を考えて成長性のある業界に転職する

 

これもひとつの方法だと思います。

 

MRがすぐにいなくなるということは考えにくいですが、今後はどうなっていくかわかりません。

 

であれば、「いっそのこと成長している業界の職に転職してしまおう」というのもありですね。

 

今だとIT業界でしょうか?全国でもエンジニアの人材は足りていないので求められていると思います。今後もまだまだ発展していくと考えられる業界の一つですね。

 

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会社に依存しないで生きられるスキルを身につけていく

 

たとえば、英語やプログラミング。

 

身につけることで世界中で仕事を探すことができます。ちなみにぼくも今プログラミングの学習に力を入れています。

 

あとはこのサイトのようにブログを運営してみてもいいと思います。会社に必要とされなくなる前に、「自身のスキルだけで仕事ができる状況をつくるべき」です。

 

幸い、MRの仕事には空き時間はたくさんありますので。(笑)

 

りょうた

自分の市場における価値を高めようと思ったときに今の会社で高まりますか?ってことは考えたほうがいいです。今の会社で身につく力はどこへいっても通用するのか、通用しなさそうであればいまから独自に動いていかないと仕事を辞めたときに苦労します。

 

プログラミングスクールの『テックアカデミー』を無料で体験してみるのもありですね。ぼくも有料コースを受講しましたが、とてもわかりやすかったですよ〜

 

 

りょうた

MRを辞めて英語プログラミングを身につけることで、世界を旅しながらノマド的に働くことも夢ではないかもしれませんよね。

 

まとめ:MRは将来の働き方をしっかり考えることが必要

MRは将来いらないと言われてる理由は、

  • 生産性が低い
  • 薬に関してはネットでも調べられる
  • 医師の処方に与える影響が低い
  • 接待ができない
  • 継続的な情報提供ができない

 

近い将来、MRのはたらき方は変わるので、

 

  • MRとしてスキル向上で生き残る
  • MRをやめて他業種へ転職
  • 会社に依存しないスキルを身につける

 

いずれかへのかじ取りが必須だと思いますよ!どれを選択しても継続的に学んでいくことが大切ですね。やることが決まったらいまからすぐに行動をしてみましょう!

 

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