営業職で働き方改革により変わったこと【経験談と予想】

タイトル

 

悩んでいる人

営業職は働き方改革でどう変わるの?それによって今後営業はどういう方向に進むの?

こんな疑問に製薬会社で営業3年目のぼくがお答えします。

 

国が動いたことでようやく会社でもはたらき方の見直しが検討されました。

 

みなさんの会社ではどうでしょう?

 

働き方改革がほんとに社内で「はたらき方の改革になっているか」は疑問ですが、ぼくの会社での働き方の変化についてまとめてみました。

 

本記事の内容

  • 働き方改革でできるようになったこと
  • 働き方改革のデメリット
  • 将来は営業職はなくなるの???今後の方向性

営業職の働き方改革→以前の問題点

コンピュータをしている人

これまでの会社の問題点です。

 

  • 会議と資料作成、入力が多すぎる
  • 直行直帰ができない

 

会社であれば情報を共有するために入力する資料があるのですがその量が多すぎる。また、共有エクセルファイルとなっておりだれかが入力をしているときには入力できない問題がありました。

 

りょうた

「ぜんぜん開くことのできない共有ファイル、、、」かなりイライラしますよね。

営業であれば得意先へ行ってその車で帰ることが認められていることが多いですが、ウチの会社では認められておらず。

 

これを解決するように社内で働き方改革が進められていたようです。

 

ただ、実際のところは法律によって会社も対応をしないとダメな状況になってきたのだと思います、、、

 

営業職の働き方改革で実際にできるようになったこと

canと書かれた黒板

直行、直帰OK

 

業界ではめずらしいのですが、今まで直行直帰が認められていませんでした。

仕事を終えると一旦帰社して車を駐車スペース置くためににもどって来ないといけませんでしたが、営業車で家まで帰ることが可能に。

2時間の通勤時間が1時間弱に短縮できた社員もいて、仕事がより効率的にできるようになったと思います。

 

会議がネットでできる

 

ネット会議システムが導入されることになりました。

これにより、どの場所にいても会議に参加できるようになります。

今までは月2時間の会議のために会社に出てこないといけませんでしたが、不要になります。

「会議のために会社にもどる」というムダが不要になったので、より自分の仕事にあてることができそうです。

 

多くの仕事がiPadで完結できる

 

仕事の入力資料がiPadで入力できるようになり、パソコンを持ち歩かずとも仕事が出来るようになってきました。

アポ待ち時間などにパソコンを開くのははばかられるケースがあったので。

iPadだとさっと開けるので作業をすぐに始めることができますよね。

その点で、外勤中に仕事が進められ、帰社する必要が少なくなり、仕事が効率的になりつつあります。

ですが、すべての仕事がiPadでできるようになったわけではないのでさらなる改善に今後も期待です。

 

営業職の働き方改革のデメリット

impossibleと書かれた木

一方、デメリットもあります。

会社周辺に住んでいるひとにはメリットなし

 

直行、直帰できる車通勤のひとはメリットがあるのですが、会社近くに住んでいるひとはメリットなしです。

なぜなら、会社で“仕事終えて”家に帰りたいから。

会社から自宅が近いひとは、会社で仕事して帰らないと家に仕事を持ち帰ることになります。家に仕事を持ち帰るのは気分的にイヤなんですよね。

ですが、上司から「会社にはできるだけ帰ってこないように」と言われます、、、会社に帰ってきたら働き方改革の意味がないだろと。

結局、仕事量が減るわけではないので会社の近くに住んでるひとはそれほどメリットを感じていないですね。

顔を合わせる機会損失

 

会社にあまり帰らないので社内でのコミュニケーションが希薄になってしまいます。これにより以下の問題が生じることに。

  • 管理者が部下のことをあまり知らない→コミュニケーション不足
  • 評価が完全数字のみ→プロセスでの評価がむずかしい

管理者と部下の距離が今まで近かったのですが会社に帰ることが少なくなることが予想されるため、顔を合わせる機会が少なくなります。なので社内でコミュニケーションが少なくなってしまいます。

その結果、ボーナス(一時金)の評価が“数字達成”のみでの評価になりそうです。

どういうことか。

今までは“数字の達成”+“プロセス”で評価されていました。上司の主観がはいっているので個人のがんばりを認められて気に入られていれば、プロセス面でプラス評価もありえました。だけど、コミュニケーション不足によって管理者との距離がでるため、プロセス面での評価がうすくなり、数字達成のみでの評価となることが予想されます。

管理者の労務管理がむずかしくなる

 

帰社する時間がばらばらになり、会社に帰ってこないひとも増えるため管理している側からすると労務管理が大変になるはずです。ほんとは何時まではたらいているのかわかりませんよね、、、

 

営業の働き方改革について今後の方向性は?

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営業は無くなるのか???AI導入によるさらなる仕事効率化

 

ターゲットに対して訪問を促すシステム、市場ニーズからターゲットを絞り込み提案してくれるシステムなど。製薬業界大手はすでにシステムを導入しています。(→参考記事

「待てよ、AIが営業の職をうばってしまうのか?」
「営業という職業はなくなってしまうの?」

そういうことではなくて、、、営業はAIから知りえた得意先のニーズにしぼった提案をしていけばいいだけ。そうなるとだいぶ営業の負担がへりそうです。

具体的には

  • 訪問準備時間の削減
  • ターゲット選定の時間の削減など

営業において一番むずかしいと思うのが適切なターゲットの選定。時間がかかるしとても面倒です。

だけどターゲットを明確にしておかないと、市場のないところに営業をかけても残念ながら売りには反映しません。

AIが市場のあるターゲットだけをはじき出してくれ、なおかつニーズまで調べてくれたらそこに集中して営業をかければいいのでラクできます。そうすると営業やることは最後のクロージングだけ。

クロージングが仕事になるかも?

 

私見ですが、、、最終的にはクロージングがひとの仕事になるかもしれません。
AIによって適切なターゲットと顧客ののニーズさえわかれば、営業の方向性がみえてきますよね。

どのように提案をすれば顧客に受け入れられて、

商品を買ってもらえるか
契約に結びつけるか

最後のクロージングがおもな仕事になるかもしれません。AIが効率的に仕事ができるように営業をサポートしてくれる流れになると思います。

結局は営業はひとを介する仕事で人間関係を大切にされている顧客が多いのは事実。

今後は確実に“フォロワーの多い営業”が残ります。

これは堀江さんや落合さんが書籍のなかで述べられています。営業がなくなるかもとの心配は必要かもしれませんが、今後を考えつつ、「今はAIをどう使って営業をするのか」考えることのほうがよっぽど大事だと思います。

まとめ

働き方改革でできるようになったこと

  • 直行直帰OK
  • iPadで入力できることが増える
  • ネット会議システムの導入

働き方改革によるデメリット

  • 社内でのコミュニケーションが活発であった会社は希薄になる可能性あり
  • 業務管理が難しくなる

会社へ働き方を変えてくれと言うことも大切だとは思いますが、自分で環境を変えることを検討するのも大切だと感じています。自分がどう働きたいかは自分で決めるものです。会社に決めてもらうものではないのかなと個人的には思っています。会社は融通がききにくいですからね、、、