悩んでいる人
こんな疑問に山好きのぼくがお答えします。
先日、「山と食欲と私」を最新刊の9巻まで(現在は10巻)読了しました。
この漫画、おもしろいですよね。
結局、なぜ「山と食欲と私」がおもしろいのか考えてみると、人がファンになる要素がたくさんあるからだと思います。
本記事は、ぼくが「山と食欲と私」を読んでみて、なぜおもしろいのかの考察した記事です。
「なぜこの漫画はおもしろいんだろう」
と思うマニアなひとは少ないのかもしれませんが、もし気になったらのぞいてみてくださいね。
目次
【考察】「山と食欲と私」がおもしろい5つの理由
この漫画がおもしろいと感じるのは、
- 誰もが食べたくなる山ごはんの描写
- 登山で役にたつ知識が散りばめられている
- 登山者の共感をつかんで離さない
- 主人公のどうでもいい情報
- 感情移入できる日常シーンや感動シーン
これらがあるからだと思います。
①誰もが食べたくなる山ごはんの描写
これは言わずもがなですが、漫画にでてくる山ごはんがすべておいしそうに描かれています。
おいしそうな食べ物が嫌いなひとは世の中にはいませんよね。
ですので、おいしそうなごはんの描写があるのは、この漫画の面白さに通じているのでしょう。
また、日比野鮎美ちゃん(主人公)が山ごはんをおいしそうに食べているところもいいです。
りょうた
②登山で役にたつ知識が散りばめられている
山に登っている人からしても、「へーそうなんだ」という雑学が散りばめられています。
例えば、鮎美ちゃんが登った山についての歴史やその由来、細かい山ごはんの調理のポイントなど。
だから、漫画を読んで「この漫画は有益な情報を提供してくれる漫画だ!」と読者は判断します。
結果、それがおもしろいと感じる要因につながっているのでしょう。
りょうた
③登山者の共感をつかんで離さない
この漫画は、登山者とって共感できるポイントがたくさんあります。
例えば、
- 稜線歩きの渋滞
- 他の登山者との距離感
- 下山時の名残惜しさ、寂しさ
- 山の上ではポエマーになっちゃうとこ
- 夏山低山の虫
- 山頂から景色をみたときの感動
などなど。挙げだしたらキリがないです。
一般論ですが、人って共感できるところには惹かれ合います。
例えば、趣味の同じ人とそうではない人では、趣味が同じの人のほうが打ち解けるのがはやいですよね。(たぶん)
だから、この漫画は登山者の共感をつかんでいるんだと思います。
④主人公鮎美ちゃんのどうでもいい情報
主人公の鮎美ちゃんのどうでもいい情報がおもしろいです。
1話ごとに必ず出てきます。
これは、共感や親近感を生むための一つの描写かもしれません。
例えば、
- 最近好きな地下アイドルの名前
- イッテQは毎回録画している
- 最近将棋に興味がある
- クリスマスの予定
- 最近読んだ本の報告
など。
この一言があるだけで、主人公をより身近に感じることができるんです。
そして、自分と同じ一般人だという認識は親近感につながります。
結果、読者は鮎美ちゃんのファンになってしまうということなのでしょう。
りょうた
⑤感情移入できる日常シーンや感動シーン
この漫画には、感情移入できる日常シーンや感動シーンがところどころあります。
日常シーンでそれを感じるのは、主人公が会社員としての働いているシーンです。
だれもがそうであるように、主人公の鮎美ちゃんも企業に勤める会社員。
なので、会社での人間関係や人との距離のおき方、悩みがわれわれ読者と似ています。
だからこそ、より身近に感じられ、感情移入できるんですね。
りょうた
人がファン化するのは、役立つ情報と共感と感情移入なのかもしれない
この漫画がおもしろいのは、読者がファンになってしまっているから。
そして、人がファンになってしまう条件はこれなのではと思う。
- 自分にとって役に立つ情報提供
- その人のことを身近に感じられる親近感や共感
- 感情移入できるか否か
まとめ:「山と食欲と私」がおもしろいのは役立つ情報と共感と感情移入
本記事では、なぜ「山と食欲と私」という漫画がおもしろいのか、ぼくなりの視点でまとめました。
漫画から気づきや学びを文章にしたのは、はじめてです。
なにごともアウトプット前提で読んでいくと、いろいろな気づきが得られるものですね。
- グルメ好きなひと
- 山好き・自然好きなひと
- これから登山を始めようと思っているひと
「山と食欲と私」はこんな方にはおすすめできる漫画です。
ぜひチェックしてみてください。