悩んでいる人
こんな疑問にお答えします。
先に言ってしまうと、登山での食事、好きなのを食べたらいいと思います。
とはいえ、「なにを基準に、どんなものを持っていけばいいのか」と悩んでしまうという人もいますよね。
実際に、ぼくも最初は登山での食事、悩みました。というか、今も悩んでます。笑
でも、登山の食事についてはたった4つのことを考えるだけで、だいたいOKかと。
本記事では、具体的に使えるものや、簡単な料理も紹介しています。
「どんな食材を持っていけばいいのかわからない」
という方は、ぜひチェックしてみてくださいね。きっと持っていきたいものが見つかるはずです。
目次
登山の食事で考えている4つのポイント
いつもぼくが登山の食事で考えているのは、この4つです。
- 重さ→できるだけ軽いもの
- カロリー→できるだけ高いもの
- メニュー→手間がかからないもの
- ゴミ→なるべくゴミが出ないもの
それぞれ見ていきますね。
①重さはできるだけ軽いもの
食材の重さを考えます。
山で歩くときに食材が重いと、体力に影響してくるためです。
当然ですが、荷物が重いと登りの足が重かったり、いつもより息が上がったりしますよね。
ですので、できるだけラクに登るためにも、食材を軽くしておくのが無難です。
悩んでいる人
りょうた
山での食事(嗜好品を含む)で登るのがより一層楽しくなるので、我慢はしない。
だけど、自分の体力と相談しながらというのがベストですね。
②カロリーはできるだけ高いもの
一般的には、カロリーが高いものがいい。
がっつり食べた方がいい。と言われています。
理由は、山に登っているとき、ひとは想像以上にカロリーを消費しているから。
経験談なのですが、昼ごはんとか朝食を抜きにしたりすると、こんなことが起こります。
- 頭がクラクラする
- なんかぼーっとする
- 登りがいつもよりきつい
そのため、山ではカロリーが高い食事をとった方がいいです。
楽しく登れないのはかなしいですよね。
③メニューはできるだけ手間がかからないもの
メニューはできるだけ、手間がかからないものがいいです。
悩んでいる人
りょうた
長期の縦走ともなると、栄養バランスも考えながらメニューを組み立てた方がいいです。
ですが、ハイキングや日帰り登山、一泊二日の登山であれば、そこまで考える必要はないかと。
また、流行りのインスタ映えな食事は苦労を要するものも多い印象があります。
「調理の手間」と「映え」のバランスを考えてメニューを決めましょう。
④なるべくゴミが出ないもの
持ち帰るゴミができるだけ少ない方がいいですね。
下山時の荷物を、できるだけ少なくしておいたほうがラクになるからです。
りょうた
ですので、食材はできるだけ使い切り、ゴミが出ないようにした方がいいでしょう。
当たり前なのですが、ゴミは捨てないように。インスタント麺のスープも絶対に捨てないように気をつけて!
理由は2つ。
- 環境に良くない
- 野生動物が味を覚えてしまう
ゴミを捨てるのは、環境に良くない。当然です。
また、野生動物が味を覚えてしまう可能性も。
特に、クマは嗅覚がとても鋭いです。
だから、ゴミを地面に埋めたとしても、掘り出してしまうらしい…
人間の食料の味を覚えさせないためにも、ゴミは残らず持ち帰ろう。
関連記事>>【10カ条】登山中に熊!遭遇したときの対策
【超簡単!】登山の食事はこれがおすすめ【朝昼夜用】
りょうた
定番のやつ
- パックライス
- インスタントラーメン
- フリーズドライの食品
- 粉末スープ類
- レトルト
- 缶詰め系
よくやる手軽な料理
- スープとフランスパン
- 焼肉風野菜炒め
- 鍋
- ホットサンド
【安定】パックライス
安定のご飯。
ちょっと重量があるのですが、水分込みと考えるとそこまで重くないです。
規定時間は湯煎で15分とかですが、多少早くても問題なし。
りょうた
【安定】インスタントラーメン
安定の麺類。
お湯を沸かして注ぐだけで、とても美味しいラーメンが食べられる人類の発明品。
作るのに失敗しないのがいいですね。
そのままスナック感覚で、かじって食べるのもあり。
なかでもグループ登山では、お椀で作れるカップ麺がまじでおすすめ。
シェラカップに麺を出してお湯を注ぐだけで、一品完成してしまいます。
これは、山で食べるように開発されたのではないかと疑うほどに、使い勝手がいいですよ。
▼お椀で食べるカップ麺
【軽量】フリーズドライ食品
スープとかお味噌汁など、お湯を注ぐだけでできる簡単なものです。
そのほかにも、汎用性の高いアルファ米、カレー、リゾットなどいろいろあります。
なかでも、アマノフーズさんが有名ですね。種類も豊富で選ぶのが楽しいです。
HPをみるだけで楽しいので、ぜひチェックしてみてくださいね。
【お手軽】粉末スープ類
粉末のコーンポタージュとかコンソメスープとかです。
そのままお湯を注いで飲んでもOK。
でも、パスタと絡めたり、雑炊にしたりすると主役をはれる料理になります。
とくに、クノールさんのカップスープが安定してうまい。種類も豊富です。
【無難】レトルト食品
カレー、パスタソース、親子丼などのレトルト食品もおすすめ。
サトウのごはん+レトルトのカレーだけで美味しいご飯を食べることができます。
唯一のデメリットは、少し重いところ。
【おつまみに最適】缶詰め系
サバ缶とかイワシ缶などの魚介系、焼き鳥なんかもあります。
缶のままバーナーで加熱することができるので、お皿を別に用意する必要なし。
また、お皿を汚すこともありません。ちょっとしたおつまみにもいいですよね。
りょうた
【朝食に最適】スープ+フランスパン
テント泊の朝食によくやってます。
コンポタとかオニオンスープがおすすめ。
この組み合わせのいいところは、フランスパンで器をきれいにできること。
りょうた
【雰囲気だけ焼肉】焼肉風野菜炒め
タレ付きのお肉と野菜をカットして炒めるだけ。
料理というにもおこがましい気がしますが、お手軽です。
強いてポイントをあげるとすれば、出発前に事前に野菜をカットしておくことでしょうか。
面倒だという方は、カットされた野菜を買っておくと、さらに手間を省くことができますよ。
▼お肉にタレがついているので、味付けが不要です。
【グループ登山でおすすめ】鍋
ザ・無難。失敗がありません。
秋口の肌寒い時期、グループ登山でやると、絶対に盛り上がる料理です。
適当に好きな具材(お肉と野菜)とお水と鍋キューブを入れるだけでできます。
うすいお餅を入れてみるのもGood。
もちもちの食感が口に広がり、幸せな気持ちになれます。
悩んでいる人
りょうた
鶏だし、寄せ鍋、魚介、野菜だし、キムチなどたくさんの種類の鍋キューブが販売されています。
軽くて、量の調節がしやすいので超おすすめ。
【日帰り・ハイキングにおすすめ】ホットサンド
日帰り登山やハイキングならホットサンドも簡単でおすすめです。
なぜ日帰りなのかというと、ホットサンドメーカーが重いから。(〜1kgぐらい)
なので、荷物が少ない日帰りやハイキングのときにはおすすめしたい料理。
山頂で食べる外側サクサク、中身ふんわりのホットサンドは最高にうまいです。
関連記事>>【メーカー比較あり】バウルーのホットサンドメーカーの特徴を徹底解説
【テント内】登山の食事をつくるときの注意点について
りょうた
火事や一酸化炭素の危険があるためです。
とくに悪天候のときには、テント内での調理が必要なときってどうしてもあります。
その場合には、「料理するスペース確保」と「十分な換気」をして調理するよう心がけてください。
まとめ:結局、登山での食事はなにを食べてもうまい。
本記事では、登山での食事について考えてみました。
ぼくがいつも考えているのは、
- 重さ→できるだけ軽いもの
- カロリー→できるだけ高いもの
- メニュー→手間がかからないもの
- ゴミ→なるべくゴミが出ないもの
- テント内での調理は換気と火の元に注意
こんな感じです。
とはいえ、ぶっちゃけ好きなの食べたらいいと思います。
山で食べるご飯は登山の一つの楽しみ。
その楽しみを制限してしまうのはなんか違うかなと思うので。
最低限のことを考えつつ、自分が納得できるうまいご飯を食べましょう。